2012年11月アーカイブ

 

今回、MSGの平成24年度の授業(演習)風景を3年生中心に紹介しましょう。

前期(4月―7月)には、情報収集に関する古典的名著『取材学』(中公新書)を取り上げてみました。

今日の状況を加味し改訂版を作成する意図で、ゼミ生は内容を検討し、レポートしました。

例えば、パソコンを活用すれば、状況がどのように変化するでしょうか。

二―三名ずつ、一組になり、レジュメを作成し、発表を行いました。その過程で、ゼミ生は図書館の利用法、情報検索等を習得しました。

 

 

 

後期(9月― )には、ゼミ生にテキストを選択してもらいました。

結果、『英国のファンタジー紀行』を使用することに決定しました。

ここでは、章ごとの作品を各自(一人)が調査し、さらに、所属学科に関連した文献(例えば、『ハリーポッター』ならば心理学の視点からの分析した論文)がありますので、探し出しまとめて発表しています。

パワーポイントも活用し、質問があれば、ネットへ入り、その場で討論します。写真(写真1)は、教場での発表風景です。

 

 

 

 

 

 

前回のケンブリッジ大学中央図書館のクイズの答えは、旧式の赤い電話ボックスです。

図書館?電話ボックス共に建築家 Sir Giles Gilbert Scott (1880-1960)が設計しました。

写真の中央にみえる図書館の50m近い塔を見て下さい。なにか電話ボックスとの類似点があるように思われませんか。

今夏、訪問した際、図書館入口前に駐輪?駐車禁止用柵の代わりに図書を積み上げた形の金属製進入防止の置物があるのを見付けました(写真2)。

なかなかお洒落ですね。

 

 

 

 

 

二回にわたり、源ゼミ Minamoto’s Seminar Group (略して、MSG) と小職がしばしば訪れるケンブリッジ大学中央図書館の余聞を記してみます。

 

 

 小職は、淑徳大学の実践心理学科に所属していますが、専門領域は図書館?情報学です。司書課程で講義を行っています。平成24年度のゼミ生は3?4年を合わせて11名で、小規模なゼミと言えるでしょう。内訳は、実践心理学科生 9名、社会福祉学科生 1名、人間社会学科生 1名です。3学科の学生が混成していますね。その利点をいかして、ゼミ運営をしています(各々学問を活用)。

 

 MSGでの演習内容の目的はシラバスに紹介されていますので、ここに転載しましょう。

 

本演習は、総合福祉学部 社会福祉学科および実践心理学科の学生が履修することを前提として進める。つぎの三領域から構成されている。
(1)図書館?情報学の基礎概念を理解した上で、図書館、インターネット等を活用して資料?情報を収集?処理する方法(スキル)について研究する。
(2)児童図書(絵本を含む)に関する最近の研究成果を参考にして、児童文学の基礎概念を分析、検討する。
(3)「書物」、「資料」(電子媒体を含む)、「読書」および出版(流通)に関する事項について研究する。
これらのいずれかあるいは複合した問題について演習を行う。

 3?4年生合同で、上の目的に沿ってゼミを進行していきます。実際の演習の内容?進行については、次回のブログで記載します。ここでは、源研究室の写真(写真1)をお見せしましょう。壁面に飾ってある写真は、ゼミ合宿の記念写真群です。毎年、合宿は1月末ないし2月初めに一泊二日で行っています。今年も合宿担当者が決定し、企画を考え始めているようです。

 

        写真1:源研究室

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ケンブリッジ大学中央図書館(Cambridge University Library)(写真2)

 

ケンブリッジ大学には、コレッジ、学部等々の図書館が60館以上あります。このCambridge University Libraryは、中央館のような役目を果たしています。1934年に完成し、1937年に開館しました。

 

クイズ:この建物を見て、あなたはなにを連想しますか? ヒント:ロンドン名物といえば、 ロンドンタクシー、二階建てバス、□ですね。

 

次回のブログでお答えします。