2014年11月アーカイブ

他学科学生との協働学習 松山ゼミ


松山ゼミには社会福祉学科で学んだ技術?知識を一般企業や福祉系企業、公務員として働くなかで活かしたいと考えている学生と

パソコンスキルを備えた社会福祉士を目指している学生がいます。

ゼミでは福祉に役立つ情報の活用法について追求していきます。

パソコンで文書を作成するというと、「ボタンを押せば太字になるよ」「このボタンで画像が入るよ」など、「誰が作っても同じでしょ?」と思われがちですが、

誰がその文書を読むのか、何を最も伝えたいのかを考えることで、その内容や構成が変わってきます。

相手の立場に立ってパソコンスキルを活用することを考えることはとても重要で、情報活用にも「福祉マインド」がとても大切な要素となるのです。

そのため、松山ゼミでは毎年大学祭で

教育福祉学科の仲本先生(言語表現ゼミ)、槇先生(造形表現ゼミ)、

コミュニティ政策学部の瀧先生(野外教育ゼミ)と協働活動をしています。

「絵本でつくるワークショップ」を通して 絵本の世界を体感し、

子ども達とふれあい、他学科学生と取り組んでいく経験は、

多くのことに気づき、学ぶことのできる、貴重な体験の場となっています。

 

2014年度は「かいじゅうたちのいるところ」という絵本の世界を体感しました。 

その様子を静止画、動画で撮ったもので、現在はムービー作成に入っています。

 

作成しましたら、またお知らせします。 多くの皆さま、ご参加いただきありがとうございました。 

 

障害者福祉について学ぶ山下幸子ゼミ


2014年度後期、社会福祉専門研究Ⅱ(3年生ゼミ)18名、社会福祉専門研究Ⅳ(4年生ゼミ)18名で、それぞれゼミを行っています。

 このゼミは、障害児者福祉について学ぶゼミです。障害のある人々がこの社会で暮らしていくにあたっては、解決すべき課題がたくさんあります。

例えば生活を支える福祉サービスの仕組、バリアフリー、所得保障、地域での障害のある人とない人との共生のあり方、など。

ゼミ生たちは、障害者への地域生活支援において何が課題となっているか、課題解決のために何を考えなければならないかを、文献やゼミ生同士のディスカッションを通して考えていきます。


 後期は、一人ずつ関心のあるテーマを設定し研究発表を行っています。

司会進行もゼミ生が担い、ディスカッションへの道筋をつけていきます。調べる?考える?まとめる?報告する方法を学ぶとともに、そうした発表を聞いている学生にとっては発表内容へのコメントを整理し、自分の言葉で伝える方法を学んでいきます。


この日のゼミでは、災害時の障害者への支援、障害児を抱える家族への支援のあり方の2題が報告され、それらに多様な意見がゼミ生たちから提示されました。


ゼミは基本的にゼミ生が主導で、私はあくまで側面的なサポートを行うまでです。ゼミは“学生の主体的な学び”が問われる場ですが、それはゼミ生同士の結びつきに支えられて、大変意義深いものとなります。