淑徳大学の多様な学びから新たな時代で生き抜く力を
新入生のみなさん、保証人の皆様、ご入学まことにおめでとうございます。
大学4年間の学びの場を、ここ淑徳大学に定められたご縁に感謝申し上げます。
また、在学生の皆さん、ご進級おめでとうございます。
皆様のなかには、今年の元日に発災した能登半島地震で被災された方もいらっしゃると報告を受けています。改めて心よりお見舞いを申し上げますとともに、多くの尊い命が犠牲となったことに対して哀悼の意を表します。
さて、新入生のみなさん、そして在学生のみなさんは、これから始まる新たな年を想像して、胸を高鳴らせているところではないでしょうか。
淑徳大学はご存じの通り、千葉?埼玉?東京の4つのキャンパスに7学部13学科、2研究科、そして留学生別科を擁する総合大学です。今年度も多くの新入生を迎え、各キャンパスでの学びがスタートします。
本学では昨年度より、新たな取り組みをスタートさせました。
ひとつは、本学の建学の精神である「利他共生」(=他者に生かされ、他者を生かし、共に生きる)のもと、本学のブランドイメージをより印象的に発信していくため、大学ロゴマークのタグライン「共に歩む これまでも これからも」を策定しました。
また、本学のどの学部?学科に入学した学生であっても、4年間の教育の基盤に置かれた「S-BASIC」(全学共通基礎教育科目)、これは学生一人ひとりがこれからの社会で生き抜くために必要とされる力をつけられるように体系化し、運用を開始しました。
さらに、「淑徳大学地域共生センター」を開設し、学生が地域社会に関わり、自主的?主体的な地域活動、ボランティア活動などを推進し、地域住民の受け入れを含めた災害時体制の構築を体験的に学ぶ活動などを進めております。
これらは一例ですが、〝福祉の淑徳?は、これまでも、そしてこれからも「共に生きて共にいかしあう」共生社会を支えうる人材の育成に尽くしてまいります。
この淑徳大学で、みなさんにはぜひ、豊かな人間関係をリアルに築いていってほしいと思います。大学は、高校までとは違う自分を表現できる場所です。新しい仲間をどうやってつくるか、どのような人間関係を構築していくか、初めは戸惑うかも知れません。みんな同じスタートラインに立って踏み出していく仲間と思い、共に歩んでいきましょう。
社会が大きく変化し、数年先を予測することすら難しい時代ですが、淑徳大学での授業の学びはもちろん、地域共生センターをはじめとする多様な課外講座やボランティア活動、サークル?クラブ活動などにも参加して、新たな時代を生き抜く力を身に付けていってほしいと願っています。
みなさん一人ひとりが、夢や目標に向かって学びたい、成長したいと思い行動する限り、私たち教職員はそれをしっかりと応援致します。
大学紹介
University Introduction
これまでの学長メッセージ
2024.01.01 共に歩む これまでも これからも
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
3年ほど続いた澳门金沙城中心|游戏官网-【唯一授权牌照】感染症は、昨年の5月より感染症法上の位置付けが、インフルエンザと同様の5類感染症に移行され、法律に基づき行政が様々な要請?関与をしていく仕組みから、個人の選択を尊重し、国民の自主的な取組をベースとした対応に変わりました。その変化は、社会経済活動はもとより、大学運営や学生活動にも大きく影響をもたらしております。皆様の新年の迎え方も変わったのではないでしょうか。
さて、昨年は本学にとって革新の年となりました。
社会に本学のブランドイメージをより印象的かつ魅力的に発信していくため、大学ロゴマークのタグライン「共に歩む これまでも これからも」を策定しました。また、新たに地域創生学部 地域創生学科、人文学部 人間科学科、そして留学生別科を開設するとともに、教育の基盤には、「S-BASIC」(全学共通基礎教育科目)を置き、どの学部?学科においても、学生一人ひとりがこれからの社会で生き抜くために必要とされる力をつけられるように体系化しました。
さらに、「淑徳大学地域共生センター」を開設し、本学の学生教職員をはじめ、卒業生、地域住民の方など様々な立場の人とつながりながら多様な活動や学びを展開し、地域共生社会の推進に寄与すべく取り組んでいるところです。
さて、淑徳大学は1965年、千葉市において、社会福祉学科の単科大学として創設され、今年で59年となります。現在は千葉、埼玉、東京に4つのキャンパスを設け、7学部13学科、2つの研究科を擁する総合大学へと発展して参りました。
本学は、「利他共生」(他者に生かされ、他者を生かし、共に生きる)の建学の精神に基づき、社会福祉の増進と教育とによる人間開発、社会開発に貢献する人材の育成を目的に、社会福祉、看護、栄養、教育等の専門家の養成や社会科学?人文科学系の分野の教育?研究活動を行ってきました。「誰一人置き去りにしない」ことを目指すSDGs(持続可能な開発目標)が世界中で浸透してきた中、本学の建学の精神「利他共生」はその志を共にする理念です。
“福祉の淑徳”は、これまでも、そしてこれからも「共に生きて共にいかしあう」共生社会を支えうる人材の育成に尽くして参ります。
最後になりましたが、学生や教職員はじめ、全国で活躍されている卒業生の皆様、また、本学をご支援くださるすべての方々にとって2024年が「よき一日」の積み重ねとなりますことを祈念して、新年の挨拶と致します。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
2023.04.01 建学の精神を基盤に、教育のさらなる充実を目指す
2023(澳门金沙城中心|游戏官网-【唯一授权牌照】5)年、淑徳大学は開学から58年目を迎えます。
本学は、千葉市の由緒ある浄土宗寺院である龍澤山大巖寺の敷地の一角を切り開き、1965(昭和40)年、国内4番目の社会福祉系単科大学として創立されました。
大学を創設したのは、浄土宗の僧侶であり、教育者であり、社会事業家(ソーシャルワーカー)である長谷川良信先生でした。大学の創設者を「学祖」といいますが、学祖は、東京?西巣鴨のスラム街、通称「二百軒長屋」に単身で移住し、子どもたちの夜学や住民の相談に応じるセツルメント(隣保事業)を行いました。そして、この事業を組織的に継続するために、1919(大正8)年、マハヤナ学園を創設。同年『社会事業とは何ぞや』という書籍を公刊するなど精力的に行動し、晩年には社会事業に従事する後継者を育成するために淑徳大学を開学しました。
このような経緯から、本学の教育研究上の目的は、「大乗仏教の精神に基づき、社会福祉の増進と教育とによる人間開発、社会開発に貢献する人材の育成」にあり、これまで多くの卒業生を社会へと輩出しております。
開学から58年が経つ「福祉の淑徳」は、現在、首都圏に4つのキャンパスを設け、7学部13学科、2大学院研究科を擁する総合大学へと広がり、多彩な学びを提供しております。
開学から継承されている本学の建学の精神は、大乗仏教の思想による「利他共生」といい、「他者に生かされ、他者を生かし、共に生きる」という意味が込められています。また、利他共生の実現に必要な心のあり方を「感恩奉仕」とし、生かされていることへの感謝をお返ししていくという意味が込められています。いずれも、本学で学ぶ学生に対する学祖の熱い想いであり、私たちが受け継いでいくスピリッツと言えます。
2023年度、本学の新たな取り組みとしては、埼玉キャンパスに地域創生学部地域創生学科を、東京キャンパスの人文学部に人間科学科を開設するとともに、埼玉キャンパスに所在していた経営学部を東京キャンパスへ移転しました。そして、教育内容としては、全学共通の基礎教育科目(S-BASIC)がスタートします。これは、どの学部学科でも、これからの社会を生き抜くために必要な基本的な力(知識?技能?態度)が身につく、本学ならではの基礎教育カリキュラムです。また、その基礎教育の上に積み上げられる各学部学科の専門教育においても「淑徳ならではの学び」を大切に、教育を提供しています。さらに、「淑徳大学地域共生センター」を開設し、建学の理念である「利他共生」と、「生涯にわたり地域社会に貢献する」という私たち「淑徳人」の生き方を体験学習や活動等を通して学び、ふくし文化の醸成に寄与する活動が新たにスタートします。
総合大学として展開する今日、福祉の淑徳は、学問領域の福祉という狭い意味ではなく、すべての学生を対象として、「共に生きて共にいかしあう」共生社会を支えうる人財を育てていきます。そして、学生のみならず私たち教職員も「文化としての福祉」を身にまとい、地域社会のふくし文化を醸成していけるように、今後も研鑽を積んでまいりたいと思います。
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
相変わらず澳门金沙城中心|游戏官网-【唯一授权牌照】の感染拡大は収まることなく、コロナと共に過ごしていくことがあたり前に求められる時代となっています。皆様はどのようなお気持ちで新年を迎えたのでしょうか。私事ですが、今年は兎年で、私の干支の年です。昨年以上に、自分らしさを大切にして、前向きに進んでいきたいと、年頭にあたり決意しているところです。
さて、淑徳大学は 1965 年、千葉市において、社会福祉学科の単科大学として創設され、今年で 58 年となります。現在は千葉、埼玉、東京に 4 つのキャンパスを設け、6 学部 11 学科、2 つの研究科を擁する総合大学へと発展して参りました。
本学は、「利他共生」(他者に生かされ、他者を生かし、共に生きる)の建学の精神に基づき、社会福祉の増進と教育とによる人間開発、社会開発に貢献する人材の育成を目的に、社会福祉、看護、栄養、教育等の専門家の養成や社会科学?人文科学系の分野の教育?研究活動を行ってきました。
本年 4 月には、埼玉キャンパスに地域創生学部 地域創生学科、東京キャンパスに人文学部 人間科学科を新たに開設するとともに、現在、埼玉キャンパスに所在する経営学部を東京キャンパスに移転させ、7 学部 13 学科の教育体制となります。
併せて、教育の基盤には、「S-BASIC」(全学共通基礎教育科目)を置き、どの学部?学科においても、これからの社会で生き抜くために必要とされる力を養成し、「淑徳ならではの基礎の学び」を得ながら、それぞれの専門教育課程において、学生一人ひとりが社会で活躍できる力を身につけられるように体系化しております。
さらに、「淑徳大学地域共生センター」を開設し、地域でのボランティア活動や連携活動をいっそう推進して参ります。
これら、様々な新たな取り組みを総称して「新生 淑徳大学」と表現し、これまで培ってきた「淑徳らしさ」の継承と「新たな淑徳」の改革を 2023 年からスタートさせ、淑徳ならではの教育?研究、社会貢献をいっそう進めて参ります。
「福祉の淑徳」は、これからも「共に生きて共にいかしあう」共生社会を支えうる人材の育成に尽くして参ります。
最後になりましたが、学生や教職員はじめ、全国で活躍されている卒業生の皆様、また、本学をご支援くださるすべての方々にとって2023年が「よき一日」の積み重ねとなりますことを祈念して、新年の挨拶と致します。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
2022.07.01 2023(澳门金沙城中心|游戏官网-【唯一授权牌照】5)年度からの新生淑徳大学の取り組みについて
平素より、本学の教育?研究に対しまして、多くのご支援をお寄せいただき誠にありがとうございます。
この度、本学にて予てより予定をしておりました 2023(澳门金沙城中心|游戏官网-【唯一授权牌照】5)年4月開設の「地域創生学部 地域創生学科」(埼玉キャンパス)並びに「人文学部 人間科学科」(東京キャンパス)の設置届出受理がされました。
また「経営学部」の埼玉キャンパスから東京キャンパスへの移転、及び「経営学科」(入学定員が 110 名から 150 名へ増員)、「人間科学科」(入学定員 100 名)、「地域創生学科」(入学定員 95 名)の収容定員増につきまして、文部科学大臣より澳门金沙城中心|游戏官网-【唯一授权牌照】 4 年 6 月 29 日に認可を受けましたことを謹んでご報告申し上げます。
◆地域創生学部 地域創生学科の開設
地域創生学部 地域創生学科は、埼玉キャンパスに設置をし、それぞれの地域の資源を活用し、地域の活性化に向けた取り組みを主体的に実行できる人材の育成を図って参ります。
カリキュラムの約3割を占める「地域実習」など、各自治体や企業等に出向き、体験型の学びを通して実践的な力を身に付けて参ります。
また、もう一つの特徴として、淑徳大学で初めて4学期制(クォーター制度)を導入し、授業の理解を深めると共に、地域に出向いて直接かかわりながら地域課題についてのより深い学びを進めて参ります。
◆人文学部 人間科学科の開設
東京キャンパスにある人文学部に、3つ目の学科として誕生いたします人間科学科は、心理、福祉、教育、健康の4つの領域を横断的に学ぶことを通じて、人への理解を深め、人間の生き方や自分と他者の在り方を理解し、互いを尊重し合いながら、福祉の淑徳大学として培ってきた、他者と共に生きる福祉マインドと、人を支える力を持った人材の育成を行って参ります。
◆経営学部の東京キャンパス移転と経営学科の定員増
学部開設から 10 年目を迎えます経営学部におきましては、この程の東京キャンパスへの移転を機会に、これまでの実践教育(体験型、実践型学習)の更なる充実を図ると共に、本学経営学部の独自プロジェクトである「SLDP」(淑徳リーダーシップ?ディベロップメント?プログラム)を通じて、自ら学び、考え、行動し、企業人として社会や地域に貢献できる人材の養成を積極的に図って参ります。また、経営学科においては、入学定員を 40 名増やして学びを進めて参ります。
本学は、建学の精神である「利他共生」(他者に生かされ、他者を生かし、他者と共に生きる)を実践する人材を育成するという目的のもと、新生淑徳大学として時代の要請に応えるべく、新たな取り組みを続けて参ります。引き続き、本学への変わらぬご支援の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。
2022(澳门金沙城中心|游戏官网-【唯一授权牌照】4)年度がスタートしました。
新入生の皆さん、在学生の皆さん、ともに新たな学びが始まる四月ですね。
特に一年生は、これから始まる大学での学修や学生生活、一人暮らしなど、期待と不安が入り混じっていることと思います。不安に押しつぶされることなく、今、自分の目の前にあることに全力を尽くしていってほしいと願っています。
毎年新年度がスタートする時期に思うことは、「縁」についてです。
教員紹介誌『All for One for All』の私の欄に、「ようこそ淑徳大学へ。あなたが大学での学びを、ここ淑徳大学に定められたご縁に感謝し、成長したいと願い、主体的に学び、行動する限り、私たち教職員はそれをしっかりと応援します。」と書いています。
「縁がある」「縁がない」という言葉は、日常生活の中でよく使われており、みなさんも経験しているのではないでしょうか。この言葉は仏教の「縁起」からきている言葉で、すべてのいのちが関わり合っているありようを言います。つまり、他のいのちとの関わり合いの中で、「わたし」は、生かされ、生きているのですね。
みなさんが淑徳大学と出会い、友人や先生、先輩、後輩、職員などと出会っていくことは、偶然ではなく必然だといえます。
大学生活の中では、沢山のご縁があることと思います。学生同士はもちろんのこと、フィールドワークや実習、ボランティア等で訪ねた企業や病院、施設など、多くの方々との出会いがあり、その関係の中で「わたし」は存在するのです。私たちは自分ひとりの力で「生きている」のではなく、さまざまな関係性の中で「生かされている」。
本学の建学の精神は、大乗仏教の思想による「利他共生」といい、「他者に生かされ、他者を生かし、共に生きる」という意味が込められています。この言葉の意味を、ぜひ、大学生活の中で体験を通して感じてほしいと願っています。また、併せて、生かされていることへの感謝をお返ししていく「感恩奉仕」についても理解され、行動されることを期待したいと思います。
出会ったご縁に感謝して、出会った人との絆を深め、実りある大学時代を送ってください。二度と巡ってくることのない、かけがえのない時間を大切に。
新たな春に、「縁あればこそ、我あり」。
2022.01.01 2022年のスタートにあたって
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
澳门金沙城中心|游戏官网-【唯一授权牌照】の感染拡大により、健康や生活に被害を受けた皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、医療や福祉、介護等に従事されている皆様に深く感謝申し上げます。
昨年は、澳门金沙城中心|游戏官网-【唯一授权牌照】の影響により、大学の正課の授業はもちろんのこと正課外の学生活動、ボランティア活動、行事など、従来の実施方式ではなく、感染防止に配慮した方式での実施を余儀なくされました。また、海外研修など、残念ながらやむなく中止となった活動もありました。
学生、教職員の皆様にあっては、コロナ禍ゆえに多くのご苦労があったのではないかと推察致します。と同時に、その困難に知恵と工夫、努力で対処されてきたことに感謝申し上げます。
さらに、実習やフィールドワーク、就職活動など、学生の受け入れでお骨折りいただいた地域の皆様方にも改めて感謝申し上げます。皆様方のご協力がなければ、学外の教育活動等が成り立ちませんでした。本当にありがとうございました。
さて、2022(澳门金沙城中心|游戏官网-【唯一授权牌照】4)年がスタートしました。
大学等の教育機関にあっては、年度が学年暦の切り替えとなりますが、1 月という新年のスタートは、社会にとっても個々人にとっても一つの大きな節目になる時期かと思います。
皆様は、年頭にあたりどのような夢や希望、目標を抱いていますでしょうか?
コロナ禍においてポジティブな思考になりにくい雰囲気があるかもしれませんが、私たちは病気にならないために生きているのではありません。感染防止が重要であることは言うまでもありませんが、コロナ禍であろうとなかろうと、私たちの人生は一分一秒と時を刻み続けています。「今、ここ」でどう行動するのかが問われているといえます。コロナ禍において思考を停止させてはいけませんし、行動を停止させてはなりません。
私が好きな言葉に「凧が一番高く上がるのは、風に向かっている時である。風に流されている時ではない。」(ウィンストン?チャーチル)があります。コロナ禍が人生の困難事だとすれば、だからこそ、その風に向かって行こうではありませんか。
学長として新年にあたって思うことは、淑徳大学で学ぶすべての学生が本学で学ぶことを誇りに感じ、淑徳大学で働くすべての教職員が本学で働くことを誇りに思える、そんなキャンパスにしたいということです。縁あって淑徳大学と出会ったわけですから、そのご縁を大切に生かしてほしいと願っています。そして、学生が主体的に生き生き学ぶ姿は保護者に伝わり、その学生の学びの姿勢や教職員の働く姿勢は地域の人々に伝わっていきます。まるで、僧侶とすれ違ったときの、ほのかに香る薫香のように、私たちの身から、香しい淑徳の香りが地域社会へと拡がっていくことを夢見ています。その香りこそ本学の建学の精神である「利他共生」(他者に生かされ、他者を生かし、共に生きる)であり「感恩奉仕」(生かされていることへの感謝をお返ししていく)なのです。
本年も学生の皆さんの主体的な学びをサポートし、教職員ともども「淑徳ならではの教育と研究」に取り組むとともに地域共生社会の実現に資する人材を育成してまいりたいと思います。
最後になりましたが、学生や教職員はじめ、本学をご支援くださるすべての方々にとって 2022 年が「よき一日」の積み重ねとなりますことを祈念して、新年の挨拶と致します。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
2021.11.25 新しい淑徳大学へ:変わるものと変わらないもの
2023(澳门金沙城中心|游戏官网-【唯一授权牌照】5)年 4 月、淑徳大学は、時代の要請に応え、地域社会や産業界が求める人材を育成していくために、現在構想中の地域創生学部 地域創生学科(仮称)と人文学部 人間科学科(仮称)を新設し、すでに設置されている総合福祉学部、コミュニティ政策学部、看護栄養学部、経営学部、教育学部、人文学部と合わせて 7 学部 13 学科を擁する大学へと変わります。
また、その時期に併せて、これまで各学部学科で展開していた基礎教育を、わが国が目指している Society 5.0 社会への対応、GIGA スクール構想や英語 4 技能の強化への対応などを踏まえ全学共通カリキュラムとして一新し、本学のどの学部学科において学んでも淑徳大学のスタンダードな基礎教育カリキュラム=「淑徳ならではの教育」を受講できるように教育改革を推進してまいります。その中には、淑徳大学の建学の精神と大学の歩みを理解し、自分の生き方を探求していく機会とする自校教育科目も必修化するなど、本学の卒業認定?学位授与の方針(ディプロマ?ポリシー)にある、社会の構成員としての基本的知識?技能?態度を有する学生を育成してまいります。
本学はこれまで、いくつかの学部学科の変遷と展開を経て今日に至っております。その過程で一貫していること、変わらないものは、「大乗仏教の精神に基づき、社会福祉の増進と教育とによる人間開発、社会開発に貢献する人材の育成」を教育の目的としていることであります。教育目的の達成のために淑徳ならではの実学教育(実証にもとづく学び、実践による学び、自己実現にいたる学び)を進めてまいりましたが、それを発展的に継承していくことにさらに努めてまいりたいと思います。
学部学科が時代とともに変わっても、本学の建学の精神である利他共生(他者に生かされて、他者を生かし、他者と共に生きる)を実践する人材を育成するという目的は変わらず、今後も「淑徳人」を育て続けてまいります。
2021.04.01 新しい一歩「青春今や我にあり」
新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。いま、どのような気持ちでいますか。これから始まる大学生活へ、期待と不安を抱いていることでしょう。
在学生の皆さんにおいても、新たな学年が始まる 4 月ですね。皆さんそれぞれに目標を持ち、専門課程の学修や地域でのフィールドワーク、就職活動や卒業研究などに取り組もうと希望に胸を膨らませていることと思います。
わが国はもとより世界的規模で蔓延し、甚大な被害をもたらしている澳门金沙城中心|游戏官网-【唯一授权牌照】感染症は、まだ封じ込めができず、終息する目途も立っていません。感染症の蔓延は、人類にとって脅威でありますが、少しずつ解明される特徴などから、この感染症がどのようなもので、どのように感染し、どうしたら感染を防ぐことができるのかについて科学的根拠に基づいた (evidence-based)、知恵と工夫を結集させて対処していくしかありません。
本学においては、感染防止に努め、可能な限り教育の基本である Face to Face の関わりを大切にしながら、コロナ禍で加速した ICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)の活用も融合させて、学びを提供していきます。どのような学修方法であっても、学生の皆さんが学修習慣を身に付け、主体的に学んでいくことが求められます。そのことを忘れずに新年度の新しい一歩を、いま、ここから踏み出していきましょう。
大学歌の二番に「青春今や 我れにあり 大悲(だいひ)の力 身にたぎる 風塵(ふうじん)如何(いか)に 荒(すさ)ぶとも 経世(けいせい)活学(かつがく) 身につかむ」という歌詞があります。この意味は、「私たちはいま、青春の真っただ中だ。すべての人に注がれるという仏の力が、私たちの身にもあふれている。身の回りでどんなに大変なことが起きようとも、この世に活きる学問をこの淑徳大学でつかむのだ」ということです。まさにコロナ禍にあっても、私たちは学びを止めてはいけない、しっかりと学問を身に付けていくことが大切なのです。