実践心理学科 川瀬先生へのインタビュー2

それぞれが命を大事にしてる…。それをこだわりにやっています。

 

――ではこだわりの話に移らせていただきます。

 

今回遠路遥々持ってきました(笑)これがわたしのこだわりです。(発芽玄米の機械を机に並べる)

 

――すごい!!!

――すごくこだわっていますね!!!

 

こだわりは一つは生きるスタイルのこだわり。生きるスタイルのこだわりっていうのは健康オタクなんです。丈夫そうに見えるんですけど色々体の弱さがあって。小さいころから食事には気を使っているんです。発芽玄米っていうのがいろんなところで売ってると思うんですが、それがいいですよっていうのを聞いて。発芽した玄米を真空パックになったのを買っていって。白米とか玄米とか混ぜるんですけど。もう少したくさん食べたいなってなったときに発芽玄米をつくる機械が売ってますよって教えて頂いたんですね。やっぱり健康オタクは健康オタクから情報を得るんですけど(笑)これがそうなんですけど、玄米を買ってきて20時間から22時間この機械に入れて、発芽させるんです。0.5ミリから1.0ミリくらい芽が出るくらいのところでとめると、急激にとめられることで、アミノ酸などがわーっと作られるんです。これもう15年使ってるんですけど、発芽させて玄米を炊いて食べているんです。

 

――毎日食べられているんですか?

 

家で食べるときはこれを主食にしています。外食以外は原則これを食べています。これが健康の基本になっています。これも発芽だから「育てる」。

 

――そうですね!

――先生のテーマが「育てる」

 

ええ。ちょっと今日は持ってこれなかったんですけど酵母も育てていて。塩麹ってありますよね。あれと同じように麹の甘酒でシャーベットを作ったり。

 

――え~~!美味しそうですね!!

 

美味しいですよ!本当に。甘酒を凍らせるとちょうどシャーベットみたいになるんです。そういうのも体にいいっていうので。酵母も温度が70度で死んでしまうので、温度管理をしながらゆっくりと3時間ほどかき混ぜたりしながら丁寧に丁寧に扱ってあげると美味しく発酵してくれるんです。

 

――すごく大変そう…。

 

大変なんです。でもすごく楽しいので。日曜日一日かけてとかね。土曜日の夜仕かけておいて、日曜日に出来上がるとか。

 

――僕絶対に待てないですね(笑)

 

やっぱり酵母育てるのは温度管理と時間の管理。あとじっくりかけてかき混ぜたり。プツプツプツと呼吸しているんですよ。それも可愛らしくて見ながらやってます(笑)生き物って自然に育つ力を持ってるなってすごく感じるんですよね。二年くらいたっている古米なんかでもちゃんと発芽してくれるし。酵母も冷蔵していて常温に戻すと糖を作ってくれるし。それぞれが命を大事にしてる…。それをこだわりにやっています。

 

――食べ続けて変わったことはありますか?

 

そうですね。やっぱり健康になった感じはあります。便通とか肌とか。どっちかっていうとアレルギー体質なんですけど、それは安定した感じです。

 

――これ(発芽玄米の機械)欲しくなっちゃいます!(笑)

 

これ新潟の会社なんです。毎回真空パックの発芽玄米をその会社で買ってたら会社の方から機械があるから、自宅で発芽させた方が美味しいですよって教えて頂いて。この機械を買うっていうのがなかなかまとまったお金がかかるのでどっちが採算が取れるんだと。3年半使えば元が取れると、まあ私の原価計算なんですけれど(笑)そうしたらもう15年使っているので、もう全然元取れてるかなって(笑)

 

――すごい元取ってますね!(笑)あんまり玄米を食べる機会がないですね。

 

そうなんですね。現在は玄米も炊ける炊飯器が出てきましたけれど、昔は圧力鍋でないとだめだったんので面倒くさかったんですよね。でもこの発芽玄米はもう水分を含んで膨らんでいるので白米と同じように炊けるんです。

 

――へえ…!

 

かわいいんですよ、芽が。でも発芽をとめちゃって食べちゃうんですけどね(笑)

 

――あはは(笑)でも芽が出てきた喜びってすごいですよね。

 

そうそう。芽を出し始めてね。どなたかが発見したんでしょうけどすごいなあと思います。

 

――初めて見ました、この機械。

 

そうでしょう。なかなか珍しいものだと思います。

 

 

 

*後日,インタビュアーの学生に,川瀬先生が発芽玄米のおにぎりを作ってきてくださいました。

 とってもおいしかったです!