介護ロボット実体験授業(結城ゼミ)

介護ロボット実体験授業(結城ゼミ)

 

文責:結城康博

 

 20161220日(火)5及び62コマにおいて、結城3?4年生ゼミ(計26名)を対象に、「介護ロボット体験授業」が実施される。介護ロボットは、現在、国の介護政策でも大きなウエイトを占めており、福祉学生にとっても重要な視点である。

 そのため、今回、「(株)大和ハウス介護ロボット推進室」のご協力の下、「介護ロボットの可能性と課題」についてというテーマで、大和ハウスのスタッフの方々から講義と実体験の機会を得ることができた。

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介護ロボットの講義を受けるゼミ生(26名)

 

 つづいて、来年4月に介護士として内定を受けている4年生を中心に、介護ロボットスーツ(HAL)の実体験を行った。体験した学生の感想には、「立ち上がる時、引っ張られる感じで負荷が軽減される」「高齢者ヘルパーなどは、たいへん『楽』に介護ができるのでは!」「みているだけでは、わからない体験であった!ただ、少し、高価な感じがする!」といった意見が述べられた。

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介護ロボットスーツを装着しての負荷を比べる学生


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介護ロボットスーツを装着してトランスの実体験

 

 それから、アニマルセラピーをヒントに開発された、「パロ」も体験した。高齢者の癒しをテーマに開発された介護ロボットである。学生らはたいへん技術力の高さに驚かされていた。

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パロを体験する学生たち

 

また、排尿機器についての講義も受ける。夜間、おむつ交換などの負担を軽減することが目的とされ、尿を自動的に吸い取る器機が開発されている。たいへん、老老介護にメリットだという意見であった。

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排尿機器の説明

最後に、ゼミ生261名ずつ「介護ロボットの可能性と期待」について意見を述べあった。学生らは「将来、介護現場で介護ロボットが普及して、人材不足解決の1つになることを期待したい」という意見であった。また、「将来、介護の路にすすみ、介護ロボットの開発が楽しみである」という声も寄せられた。

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たいへん勉強になったと述べる学生たち