「54年ぶり...」

社会福祉学科 稲垣美加子

 淑徳大学の自慢の一つは自然豊かなキャンパスです。お隣の大巌寺の竹林も借景にいただいて、四季折々の風情が楽しめます。今年も秋を迎えキャンパスの木々も少しずつ色づきました。

 しかし、本学キャンパスも温暖化の影響か年々紅葉が遅れているようにも感じます。そのような中、毎年秋の気配が漂うと敏感に葉の色を移す木があります。

学バスを降り、キャンパス中心部に向かう小道沿いに建つ若い“もみじの木”です。少し寒さを感じて目を向けると、毎年変わらず美しい朱色が目を惹きます。

六号館前の風景
六号館前の風景 

                        

ところが、今年はまだ11月だというのに、積雪を見ました。11月24日は前日の天気予報から雪の知らせ。「まさか…。」と思ったものの念のため雪用のブーツで出勤すると、自宅から千葉方向に向かう電車の中から窓の外は雪。

昼には止むだろうとたかをくくっていたら、時間とともに雪は降り積もり、気が付けばキャンパスは真っ白。隣の大巌寺も大晦日の永平寺の風情。思わず、シャッターを切りました。

雪は夕方には止み、あっという間に消えていきましたが、自然は本当に不思議な技を見せてくれました。

大学歌も雪帽子
大学歌も雪帽子