実践心理学科授業紹介4 「高齢者心理学と幸福」

今年度の実践心理学科授業紹介の4回目です。

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【田中先生の「高齢者心理学と幸福」の講義を受けて】


初めに高齢者の定義についての説明があり、高齢者の幸福を測る尺度や、エイジング?パラドックスといった現象、それに関係するSOC理論や社会情動選択性理論(SST)、老年的超越といった内容についても学んだ。

歳をとることは喪失だけではない、ということは1年生のときに発達心理学で学びましたが,それが喪失に合わせて出来ることを限定していき、完成度を高めたり補ったりする事だということまでは理解していなかったので、具体的に高齢者の幸福感についてどのような考え方がなされているのか学ぶことができました。

(澁谷さん)

 

 

 

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高齢者心理学は、発達心理学の一領域であり、老年期にあたる人のエイジング(加齢?老化)による心身?社会関係などの変化を扱う心理学のことだと学びました。

現代の高齢化社会において、高齢者心理学を学ぶことによって、周囲の高齢者の幸福を理解するだけでなく、自分が年齢を重ねた時にも役立てることができるとのことでした。

講義では、実際にPGCモラール尺度を用いたワークを行い、高齢者の主観的幸福感について学びました。

また、老年期の幸福感について、エイジング?パラドックス(加齢に伴って身体機能の低下や社会的役割の喪失が増加しても、高齢者の幸福感が低くない現象)、SOC理論や社会情動選択性理論、老年的超越の観点から理解しました。

(齊田さん)

 

 

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来週は「発達心理学と幸福」の講義を紹介予定です。