実践心理学科授業紹介8「心理臨床と幸福」

今年度の実践心理学科の授業紹介8回目です。

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【久保田先生の「心理臨床と幸福」の講義を受けて】


今回の講義は心理臨床と幸福について行われた。まずカウンセリング等の臨床の意味とカウンセラーの態度の基本、そしてどのような時にどう援助していけば良いのか、といった事について学んだ。
次に話の聞き方について解説がなされ、ワークによって話の聞き方を実際に体験した。

臨床心理学のイメージから、臨床とは心理療法やカウンセリング全般のことだと考えていたが、今回の講義では人の傍にいる事と話を聞く事をメインに学んだ。
一見理解出来ないような事でも耳を傾ける事で分かるようになり、そうするためには聞く態度や方法といったものが重要なのだと理解した。

(澁谷さん)

 

 

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講義の前半では、心理臨床の意味やカウンセラーの基本態度、「聴く」ことの大切さについて学びました。特にカウンセラーの基本態度である、無条件の積極的関心?共感的理解?純粋性がどうして大切なのか、どのように相手に作用するのかを知ることで、日常の話を聞く態度を改めて考えることが出来ました。

講義の後半では、聴くことを中心にワークを行いました。一つ目のワークでは、谷川俊太郎の「みみをすます」を見た時と聴いた時の感じ方の違いを考えました。二つ目のワークでは、ペアになり、聞き手と話し手を決めて「嬉しい話」というお題で5分間話を聴くワークを行いました。実際にワークを行なってみて、「相手が自分の話だけに集中して聴いてくれる」という環境が幸福感を与えてくれることが分かりました。

(齊田さん)

 

 

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来週は「社会心理学と幸福」の講義を紹介予定です。