実践心理学科授業紹介10「集団心理学と幸福」

今年度の実践心理学科の授業紹介10回目です。

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【神先生の「集団心理学と幸福」の講義を受けて】

 

今回の講義は集団心理学と幸福について行われた。ノリや雰囲気などによる集団が個人へ与える影響、またはその逆を表すグループ?ダイナミクスという視点や、同調が起こる要因である多元的無知、対応バイアスと言った現象について学んだ。

人に流されている時というのは、自分以外が皆同じ考えを持っていると思って行動を合わせてしまいがちだが、それこそが流されてしまう原因だと分かった。
また、こうした「空気」を壊さないことは重要であるが、それよりも悪い方向へ行くような空気を作らない事が必要だと感じた。

(澁谷さん)




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講義の前半では、「今となっては馬鹿なことしたな」と思う自身の過去の行動について振り返るワークを行いました。この過去の行動は、3人以上の集団で行なったことであること、一緒に行動をした人について明確に思い出せることが大切であり、質問紙で行動を共にした一人一人について自身の考えていることを当てはめていきました。

講義の後半では、集団心理学がどのようなものなのか、多元的無知とは何か、また、人間の心理の特性である対応バイアスについて学びました。そこで、集団心理学が、社会心理学の一領域であり、集団状況における人間の心理や行動の法則に関する理論化や検証を目指す心理学であること知りました。

集団心理学を学んでみて、日常でよく言われている「空気を読む」という行為が起こる要因を理解することが出来ました。

(齊田さん)


 

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来週は「文化心理学と幸福」の講義を紹介予定です。