実践心理学科授業紹介11「文化心理学と幸福」

今年度の実践心理学科の授業紹介11回目です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【大橋先生の「文化心理学と幸福」の講義を受けて】


今回の講義は文化心理学と幸福について行われた。文化心理学の内容として、比較文化心理学と文化心理学について学び、両者の違いや日本と海外の幸福感の捉え方の比較についても学んだ。

以前行われた講義にて日本の幸福感が低い、という事が紹介されていたが、今回の講義においては、その幸福の基準が海外のものであるから低く出るのではないか?日本には日本の文化があり、それこそが日本人の幸福を作り上げているのではないか?といった考え方があると知った。
また、反対に海外がポジティブ過ぎたり日本が異様に低く感じるのは、海外の文化を体験したことがないからそう見えている、という可能性についても、深く考えさせられた。

(澁谷さん)

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

講義の前半では、文化心理学とは何かを学びました。文化心理学には「比較文化心理学」と「文化心理学」の2つのアプローチがあり、この2つでは、研究法や人と文化の関係が異なることを理解しました。また、日本と北米の文化による自己観の違いを比べると、北米では個性的?自律的であることに価値や信念があると考え、日本では自身と他者との協力関係に価値や信念があると考える傾向があるとされ、このように異なる文化の価値観や思考を比べた知見についても学びました。

講義の後半では、自分が関係する文化と幸福感の関係を実際に表にまとめました。また、まとめた表から、その文化において幸福感が変化した体験について考えました。

(齊田さん)

 

 

 

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

来週は「家族心理学と幸福」の講義を紹介予定です。