栄養学科の実験実習を覗いてみよう⑦『微生物学実験~食品中の細菌を調べよう!~』

皆さんこんにちは!

暑かった夏が終わり、着々と後期の授業が進んでいます。

7回目となる今回からは、栄養学科後期の実験実習を紹介していきます!

 

それでは早速、1年後期の微生物学実験を覗いてみましょう!

 

1年生の皆さんが何かを持って真剣に作業をしていますね。

 

これは、寒天培地と呼ばれ、主に細菌を発育させるために使用します。

 

 本日は、前回から生育させていた細菌を染色することで、どのような形をしているか、どのような色で染まったかを観察します。これにより、増殖した細菌についてある程度の分類ができるようになります。

 

 

 

寒天培地で増殖させた細菌を採取して染色に使います。多く取り過ぎないことがポイントです!


 

染色した細菌を観察中。顕微鏡の使い方もバッチリですね!

 

 

観察できた細菌はスマホで撮影!さて、染色の出来具合はどうでしょうか?


 

レポート課題の一ページ。期限を守って提出しましょう!

 

また、今回は顕微鏡での観察の他に、食品中の微生物を調べる実験を行います。

 

各自が調べたい食品を持参し、班で協力して細菌を培養します。


 

こちらの班では野菜や果物を調べるようです。どのような細菌が付着しているのか興味深いですね!

 

 さて、私達の身の周りにはたくさんの微生物が住んでおり、私達に恩恵をもたらしてくれています。

 

例えば、納豆、キムチ、ヨーグルトなどの食品は微生物を利用して製造されています。

 

 しかし、中には食中毒を引き起こす微生物も存在しており、食品関連の企業および研究所のみならず、医療機関、福祉施設などで働く管理栄養士にとっても微生物に関する知識が必須となります。

  

そのような中で、本実験を通して微生物学の授業で得た知識を体感?再確認し、今後の人生に役立ててもらえれば、微生物学実験が管理栄養士を目指す皆さんにとって、とても有意義な時間となるのではないかと思います。