2020年9月アーカイブ

高校生の皆さん、こんにちは!

毎日暑い暑いと過ごしていたら、いつの間にか9月になってしまいました。

 

まもなく新学期の始まりですが、今年の夏休みはいかがでしたか?

オープンキャンパスに参加したり、志望大学の調査をしたり、夏期講習に参加したりと、充実した毎日を過ごせたでしょうか。

 

もちろん、部活動やアルバイト、ボランティア活動に専念した方、高校生最後の夏の思い出を作った方、皆さんがそれぞれの人生を歩むことが大切です!

 

さて、淑徳大学千葉第二キャンパスも夏休み期間に入り、校内は閑散としていますが???

 

 

調理実習室が何やら明るいですね。人の姿も見えますので、少し覗いてみましょう!

 

なんと、前期の調理学実習Ⅰを担当している先生方が調理をされていました!

 

調理実習学Ⅰでは、実際に調理をしながら先生や班のメンバーと一緒に手順や技術を確認していくのが醍醐味ですが、前期は感染症対策として対面授業(実際に大学で教員と学生が顔を合わせて行う授業)の回数を減らさざるを得なかったため、大学で調理をする機会も減ってしまいました。

 

これではきちんと調理の技術が身についたか不安です???。

 

そこで、先生の方で夏休み期間を利用して、調理予定だった全15回分のメニューについて、写真やコメント付きのオリジナルレシピを作ることにしたそうです。

実際の手順や完成品を目で見て理解できるので、自宅で料理をする際や調理学の勉強に役立ててもらえれば???というのが先生方の願いです。

 

 

担当教員によるアジの三枚おろしの作業中。写真撮影にも緊張が走ります。

 

 

きのこの炊き込みご飯の完成写真。最近は炊飯器でご飯を炊くことが多くなりましたが、鍋でご飯が炊けるようになれば災害時にも役立ちますね!

 

 

 

ちなみに、前期の授業で使用した調味料ケースが洗って干してありました。先生が夏休み期間に食器や容器をすべて洗って、きれいな状態を保っているのです。

 

 

 

【完成した和食メニューその①】土瓶蒸しの中はしめじや海老、ささ身などで具沢山です。

 

 

【和食メニューその②】ちらし寿司は色々な栄養素がバランスよく摂れて良いですね!桜でんぶも、生の「たら」から作っています。

 

 

やはり中華一番!(筆者の個人的な意見です)

 

 

洋食メニューの1つです。グラスに入っているのはポルトガル風ガスパチョとのこと。

 

 さて、今回のブログでは、本学教員が授業の遅れを少しでも取り戻すべく、人知れず頑張っている姿を取材させていただきました。

なにより美味しそうな料理ばかりで、いつもよりも増して華やかでしたね!

 

 これからはコロナ禍の中でも感染症対策と学びをきちんと両立させるため、オンライン授業と対面授業を組み合わせながら、管理栄養士を目指す本学学生だけでなく、入学前セミナー等で高校生の皆さんも教職員一丸となってサポートしていきます。

 

慣れない変化の日々が続いて現実に流されそうになってしまっても???、困難は人を成長させる「試練」として受け取り、家族、友達、先生、先輩、後輩、そして何より自分自身と一緒に、今を乗り越えていきましょう!

3年次生の「成人看護学実習Ⅰ」が8月31日から対面式の学内実習とリモート(遠隔)実習を組み合わせて行われています。

 

看護学科では、この時期に3年次生が机上で学修した病態?生理機能を踏まえ「看護過程を展開すること」や「看護の対象である人間を統合的に理解すること」そして、「適切な看護を実践するための能力を養う」ことを目的に『成人看護実習Ⅰ』を行っています。

 

本年度は、COVID-19感染拡大の状況であること、臨地実習施設から実習生の受け入れが困難であるという連絡を受けていること、臨地実習で出会うすべての方と学生さんたちの安全を守ることが最優先であることなどの考えから、臨地での実習を取りやめ、対面式とリモート(遠隔)で行う実習を組み合わせて実施しています。

 

本日は学内で成人看護学演習の授業で取り組んだ紙上事例患者さんの、術後の観察(麻酔の覚醒状態、創部痛?出血の有無等)と、術直後の患者の安全?安楽(カテーテル?ドレーン類の固定等)の援助について演習を行いました。

 

 【事前学習をしてきた内容をグループで話し合っています】

 

今までに講義で学修した内容を活用して観察項目と観察方法を検討します。

グループで検討し、観察項目と観察方法を導き出し、ベッドサイドに向かいます。

 

すると???

 

【実際の患者さんの様子に可能な限り近づけた医療モデル人形:酸素マスクに点滴、排液ドレーンに排尿バック、下肢静脈を予防するための装置がついています】

 

ベッドに横たわっているのは、フィジカルアセスメントモデル人形「Physiko(フィジコ)さん」です。

今回の実習では、手術直後の患者さんの状態に合わせて設定しています。

学生3人に教員が1人ついてのベッドサイドでの指導です。

 

 

【観察部位と観察方法について「Physiko(フィジコ)さん」を用いてレクチャーしています】

 

学生さんがモデル人形に優しく声をかけます。

「Bさん、失礼します。お傷の様子をみせてくださいね。」

その様子を見て教員が「そうね、とても素晴らしい声掛けです。一つ一つ声をかけていきましょうね」と学生さんに伝えます。

 

「ドレーンの挿入部はこのようになっているのよ。排液はこうやって観察するといいわね」

「腸の蠕動音は正しく聴取できましたか?」

学生さんは緊張の面持ちながらも、積極的に質問なども出ていて、演習は終始和やかな雰囲気で行われました。

 

今後も「手術後の離床に向けての援助」や「退院に向けたセルフケア演習」、リモート実習では「手術後のパンフレットの作成」や「医療安全に関する学習」などが予定されています。

 

コロナ禍において、例年通り臨地での実習はかないませんでしたが、それでも成人看護実習Ⅰの担当教員が一丸となって、学生さんにとって有意義でよりよい学びとなるように全力で指導、そしてサポートをしています。

 

これからも、コロナ禍に負けず、創意工夫をもって学生さんにたくさんの学びを提供していきたいと思います。