2018年11月アーカイブ

1027日?28日、千葉キャンパスで開催された龍澤祭に、看護栄養学部も企画を考えて参加しました。実行委員の学生を中心に看護学科と栄養学科の学生が協同し、湯とアロマを用いた手浴、骨密度?体組成検査、縁日を行いました。

2日間で延べ200名もの来客があり、その中には「毎年、看護栄養学部の企画を楽しみに来ています」という方もいました。また、昨年の龍澤祭をきっかけに立ちあがったバンド「Tutti」の発表では、教員もステージにあがり、皆で会場を盛り上げました。

 

 

授業や実習の合間をぬっての準備は大変でしたが、来場者の方々に喜んでいただくことができたことは、大きなやりがいに繋がりました。

皆さんこんにちは!

暑かった夏が終わり、着々と後期の授業が進んでいます。

7回目となる今回からは、栄養学科後期の実験実習を紹介していきます!

 

それでは早速、1年後期の微生物学実験を覗いてみましょう!

 

1年生の皆さんが何かを持って真剣に作業をしていますね。

 

これは、寒天培地と呼ばれ、主に細菌を発育させるために使用します。

 

 本日は、前回から生育させていた細菌を染色することで、どのような形をしているか、どのような色で染まったかを観察します。これにより、増殖した細菌についてある程度の分類ができるようになります。

 

 

 

寒天培地で増殖させた細菌を採取して染色に使います。多く取り過ぎないことがポイントです!


 

染色した細菌を観察中。顕微鏡の使い方もバッチリですね!

 

 

観察できた細菌はスマホで撮影!さて、染色の出来具合はどうでしょうか?


 

レポート課題の一ページ。期限を守って提出しましょう!

 

また、今回は顕微鏡での観察の他に、食品中の微生物を調べる実験を行います。

 

各自が調べたい食品を持参し、班で協力して細菌を培養します。


 

こちらの班では野菜や果物を調べるようです。どのような細菌が付着しているのか興味深いですね!

 

 さて、私達の身の周りにはたくさんの微生物が住んでおり、私達に恩恵をもたらしてくれています。

 

例えば、納豆、キムチ、ヨーグルトなどの食品は微生物を利用して製造されています。

 

 しかし、中には食中毒を引き起こす微生物も存在しており、食品関連の企業および研究所のみならず、医療機関、福祉施設などで働く管理栄養士にとっても微生物に関する知識が必須となります。

  

そのような中で、本実験を通して微生物学の授業で得た知識を体感?再確認し、今後の人生に役立ててもらえれば、微生物学実験が管理栄養士を目指す皆さんにとって、とても有意義な時間となるのではないかと思います。




 


 

 



1110()に卒業研究報告審査会が行われ、栄養学科の4年生が卒業研究の成果を発表しました。

 

卒業研究とは4年次に取り組む研究のことで、3年間の大学生活で学んできたことから興味のある内容について掘り下げ、各自で決めたテーマに取り組みます。

 

卒業研究は自ら計画?行動し、決められた期間内に一つの研究としてまとめなければならないため、主体的に課題を解決する能力が必要となるだけでなく、一つのテーマに対して数人で取り込むこともあり、協調性も重要になります。

 

栄養学科では11人の教員が卒業研究をサポートしており、今年は食品の機能性や調理法の評価、身体計測法の検討、メニュー開発、調査研究をはじめとした幅広いテーマで、27の研究発表が行われました。


 

審査会には4年生だけでなく3年生も参加しました。

卒業研究とはどのようなものかを知ることができる、貴重な時間を過ごせたと思います。

 

 

発表中の一コマ。同級生の発表を真剣に聞き入る4年生。

 

 

教員からの多くの質問が飛び交い、3分の質疑応答時間を超過してしまうこともしばしば。

 

 

質問に堂々と答える4年生。限られた時間内に的確な解答をするのは、ベテランでも難しいものです。

 

 

3人で研究をしたグループ。チームワークで厳しい質問にも乗り切りました。

 

 

5時間以上にわたる発表もすべて無事終了し、学科長の桑原先生にご講評をいただきました。

 

 

報告会は、研究の内容に関する質問に答えるだけでなく、アドバイスをいただく貴重な時間でもあります。

 

これから4年生は国家試験の勉強が佳境に入りますが、一方で今回いただいた様々な意見やアドバイスをもとに卒業研究をまとめ、仕上げなければなりません。

 

まだまだ気は抜けませんが、4年生の皆さん、本日は本当にお疲れ様でした。