2019年12月アーカイブ

12月22日(日)

医療的ケア児とそのご家族支援として、年3回のペースで開催しているウェルザップ企画も7回目となりました。今回も小児の専門看護師や小児科で活躍している卒業生、看護学科の学生さんもボランティアとして参加してくれました。

 今回の企画は、昨年大好評をいただきました「ピラティス」を行いました。講師は、昨年同様、FTPピラティス国際マットインストラクターなどたくさんの資格を取得されている小幡京子さんと遠藤聡さんです。

お母さんとごきょうだいが、ピラティスで体と心を伸ばしている間、お子様たちは、味覚以外の感覚を刺激するスヌーズレンの体験をしました。スヌーズレンの道具は、千葉キャンパスの川眞田先生からお借りしました。

ハンモックに揺られたり、幻想的な明かりにうっとり???

とても楽しく癒されるひと時を過ごしました。

元気いっぱいのごきょうだいには、学内探検や大きな紙に色とりどりの絵を書いて、遊んでいただきました。

次回は、2020年3月22日(日)にみんなで食べられる「春のスィーツづくり」を企画しています。

 今年も一年、春のクレープづくり?夏祭り、ピラティス?スヌーズレン体験と皆様と楽しく有意義な時間を過ごすことができましたことを心から感謝申し上げます。

来年も、たくさんの楽しい企画を考えていきたいと思います。

 

 

 

11月23日、秋雨の降るこの日に、淑徳大学第二キャンパスで減塩料理教室が行われました。この教室は、塩分制限の必要がある方やそのご家族、食事制限はないけれど減塩に興味のある方などを対象に、千葉東病院と淑徳大学の桑原教授が共同で年に1回開催しています。学生もスタッフとして参加しています。

毎回参加者の方からご好評を頂いていて、今年でとうとう10回目となりました。そんな記念すべき回をあいにくの雨模様で迎えましたが、足元が悪いのにも関わらず、参加者の皆様が全員出席していただいき、楽しい1日となりました。


最初はミニ講座です。この日の内容は、千葉東病院腎臓内科の川口医師による減塩の大切さ、そして千葉東病院栄養管理室長の内山先生による減塩のポイントの2点です。

どちらも難しそうですが、計量スプーンの使い方や、昆布とかつお節の簡単なだしの取り方の紹介など、参加者の皆様にも楽しく学んでいただけたと思います。


ミニ講座のあとは本日のメインイベントである調理実習です。この日の献立は牛丼、ワカメスープ、小松菜と蟹の甘酢和え、デザートにくず饅頭とオレンジです。どのお料理も、食塩控えめなのにおいしく食べられる工夫が散りばめられています。

 

調理に入る前に、だしの試飲を行いました。ミニ講座でお伝えした、昆布と鰹節のだしです。ここでは①だし汁のみ、②だし汁なしの味噌汁、③だし汁入りの味噌汁、の3種類を飲んでいただきました。皆さんからは「だしだけでもおいしい!」と、驚きの声が聞こえ、だしの大切さを実感されたことと思います。

 

いよいよ調理実習の開始です。皆さんこの教室で初めてお会いした方同士とは思えないほど、和気あいあいとした雰囲気の中で進められました。

千葉東病院の内山先生の丁寧な指示のもと、全員で一斉に調理を行います。

 栄養学科の学生も、参加者の皆様がスムーズに調理が出来るよう、的確なサポートをしてくれたので安全に作業を進められました。

 こちらはくず饅頭を作る様子です。くず粉と砂糖、水を混ぜ合わせ、火にかけたところです。色が透き通るまでゆっくりかき混ぜます。

  

 皆で協力して、こんなにおいしそうな献立が出来上がりました!

今回の献立も食塩相当量だけでなく、たんぱく質が制限されている方にもおいしく召し上がっていただける献立になっています。

牛丼は、減塩のための様々な工夫がされているので、それだけでも十分おいしいのですが、オクラや鰹節、針生姜、刻みのりなどのトッピングをお好みで足すことでより一層おいしい牛丼になりました。

 

 

今回の調理実習はおいしいことは勿論ですが、いつも以上に簡単で、どなたにも身近なお料理だったからか、「家でも作って家族に食べさせたい」という声があちらこちらから聞かれました。また、「来年も参加したい」という方も多く、皆様に楽しんでいただけた教室になりました。

学生も、普段食事制限のある方とお話しする機会が少ないので、よい勉強になった1日でした。

 

来年の減塩教室ではどのような献立になるのでしょうか、今から楽しみです!

看護学科では、卒業年度に「卒業研究」として、学生自らが興味関心を持った分野での研究計画書の作成や研究の実施、論文の作成を行っています。

 2019年度の小児看護領域分野では、14名の学生が各々興味関心を持った分野での研究計画書の作成を行いました。

 小児看護領域では、学生全員を対象に行うゼミ指導と担当教員による個別指導を行い、それぞれの研究テーマにあわせた研究計画書を作成していきます。

全体ゼミでは、学生自ら研究計画書の進捗状況などを発表し、教員やゼミ生から助言を受けます。その後、次のゼミに向けて指導教員から個別指導を受け、研究計画書の作成を行っていきます。

 その集大成ともいえる「卒業研究発表会」???

国家試験を目前と控えたこの時期の卒業研究発表会は大変ですが、将来、学生さんたちが興味関心を持った分野で看護研究を行っていけるように、そして、学術集会での発表の練習になるようにとの願いを込めて卒業研究発表会を開催しました。

 一般的な学術集会の口頭発表と同じ形式をとり、教員が座長を務めての進行となりました。日常と異なり、緊張した雰囲気の中、発表会は進みました。

 学生さんからは、卒業研究計画書の作成を通して学んだこととして、「実際に実現可能な形で、研究計画を立案していくことの難しさ」や「研究の精度を上げるための方法を考えることの大切さ」、「研究対象者への倫理的配慮の重要性」などが挙げられました。

 最後に鈴木恵理子教授から発表会の総評として

「この研究計画書作成の経験は、研究の第一歩にすぎませんが、自分の進んだ道で出会った疑問に、研究という方法で向き合う時に必ず生かせる事と思います。」

とのお言葉をいただきました。学生の達成感もひとしおでした。

 将来、この卒業研究での学びをいかして看護分野の発展に寄与できる看護職者になってくれることを期待しています。


 

栄養学科の学生さんは、澳门金沙城中心|游戏官网-【唯一授权牌照】2(2020)年3月1日(日)に管理栄養士の国家試験があります。

看護学科の学生さんは、看護師国家試験が澳门金沙城中心|游戏官网-【唯一授权牌照】2(2020)年2月16日(日)に、保健師国家試験が澳门金沙城中心|游戏官网-【唯一授权牌照】2(2020)年2月14日(金)にあります。

 

4年間の勉学の集大成ともいえる国家試験???

いま4年次生が、それぞれの場所で国家試験合格に向けて頑張っています。

 

【ラーニングコモンズでの一幕:「まなざしは真剣そのものです!!」】 

 

 

【3階フロアの一角で勉強をする学生さんの姿:「励ましあいながら、勉強しています!!」】

 

 

大学に毎日通って図書室やラーニングコモンズで頑張る学生さんも、自宅などで一人頑張る学生さんも、それぞれの学習スタイルを身に着けて頑張っています。

 

年末年始に向けて、気持ちもドンドン高まってくることと思います。

不安や緊張など、たくさんの気持ちが押し寄せてくることでしょう。

そんなときは、一人で抱え込まずに友達に相談したり、教員の研究室のドアを叩いてみてください。

教職員一同、頑張る皆さんを心から応援しています。

 

これから、寒さも増してくることと思います。

身体にも、心にも、自分なりの「栄養と休息」をあげてくださいね。

 

国家試験全員合格を心から祈念しています。