2020年7月アーカイブ

長い梅雨もようやく明けそうなこの頃、看護学科も前期の講義がほぼ終了し、コロナ禍の中で学生たちも良く頑張っています。

 

2年生の「健康生活支援論Ⅰ」では、あらゆるライフステージにある人々の健康について、広い視野で関心を持てるよう講義を行っています。

 

そのなかで、生活習慣病の引き金となる喫煙について、学生の視点で予防策を考えるために一つの工夫として「タバコ川柳」を学生自ら作成する課題を設定しました。

 

すると、学生ならではの斬新かつ柔軟な川柳がたくさん生まれました。

せっかく皆さんが考えてくれた川柳なので、投票を行い、優秀賞を決めました。

 

以下にご紹介します!

 

 

【選考基準…学生一人5票、教員一人3~5票を投じ、優秀賞を5首決定しました。()内は学生自身の川柳に込められた想いです。順不同】

 

1.アイスがね タバコ1つで 5個買える 

(タバコは値段が高いので、吸わない人からしたら無駄遣いでしかない。そんなお金があるなら、スーパーカップが5個も買えるのにと、子どもながらに思っていたことを詠んだ)

 

2.たばこ止め 見直しました お父さん

(父が長年止められなかったタバコを止めてくれて、ペット含めた家族全員が改めて父のことを尊敬しました)

 

3.十六万 一日一箱 一年間

(2020年3月現在のたばこの相場は400円~500円のため、たばこ一箱450円として考えると、一日一箱、一年間吸い続けると16万円の出費があることから、禁煙すればこのお金を別の事に使うことができるから)

 

4.空の箱 ここでやめて 歩みだせ

(「今ここでやめれば…!」その背中を押せるように作りました)

 

5.路上では 罰金以上の 罪がある 

(私の地域では路上喫煙が禁止されていて、見つかれば罰金があるが、喫煙は周りの人に害を与え罰金以上の罪があると考えるから)

 

 

いかがでしたか?

 

優秀賞以外にも、才能の光るたくさんの川柳がありました。川柳以外にもタバコを思わず止めたくなるタバコパッケージの考案という課題も課しましたが、こちらも素晴らしい作品が多く生まれました。

  

優秀者には後日、賞状を進呈します!

 

このような課題に真剣に取り組む学生は、きっと将来、患者はもちろん自分や身近な人、地域の健康についても真剣に考えられる、素敵な看護職になるでしょう。

 

淑徳大学の看護学科では、今後も創意工夫を凝らした授業を展開し、質の高い教育に努めてまいります。

看護学科2年生「健康生活支援論Ⅰ」の「こころの健康?自殺対策」講義の1コマにアーティストの松井亮太さんをスペシャルゲストに迎え、内閣府自殺対策プロジェクトキャンペーンソングの「あかり」をオンラインライブとしてご披露いただきました。

 

昨今のコロナ禍で学生は友人との交流や趣味も自粛を余儀なくされ、慣れないオンライン講義や課題を頑張っています。さらに芸能人の自殺が相次いでいる中で、「自殺対策」の講義を行う意味を改めて担当教員は考えました。

 

学生たちは将来、看護職として活躍するのですが、このような大変な世の中にあって「まずは自分を大切にしてほしい」というメッセージを伝える方法はないか、そう考えた時に、松井亮太さんの「あかり」の歌詞に込められた「ズルしてもいいよ 逃げたっていいよ 負けてもいいよ でも自分を投げ出さないで」というメッセージを思い出しました。

 

オンラインでも伝わる松井さんの曲に込められた想い、生歌の迫力に学生たちも大喜びでした。

松井さんの力をお借りする形になりましたが、自殺対策の講義において一番伝えたいメッセージが伝わって本当に良かったです。

 

 

松井さん、素敵な時間をありがとうございました!!

 

 

以下、学生の感想を一つだけ載せます。

 

「最近はコロナの影響で看護の勉強や課題も大変ですが、松井亮太さんの歌を聴いて、私は看護師になって病気や治療で苦しんだり悲しんだりしている患者さんの心のケアを行いたいから看護師になりたかったんだということを再確認しました。松井さんが歌で誰かの心を救っているように、私も看護というもので誰かの心を救える看護師になれるように頑張ろうと思いました」

 

松井亮太さん(ワカバ)の「あかり」は以下から視聴できます(外部サイト)。

https://www.youtube.com/watch?v=ObMAh1WmKYg&vl=ja

 

皆さんこんにちは!

緊急事態宣言が解除されて1か月が経ち、高校生の皆さんが登校する姿を毎朝見かけるようになりました。

 

校門の前に立つ学校の先生と元気に挨拶している姿を見て、早くも本来の生活が戻ってきたような気がしています。

しかし、第二波が懸念される中、まだまだ油断は禁物です???。

 

皆さんの高校も含め、教育現場では万全な感染症対策をして、学校での授業が再開されてきています。

 

淑徳大学看護栄養学部栄養学科では、前回の栄養学科ブログで紹介した遠隔授業に組み合わせる形で、対面授業(実際に大学で教員と学生が顔を合わせて行う授業、という意味です)として6月末より実験と実習が始まりました

 

そこで今回のブログでは、対面授業で実験を行ううえでの取り組みをご紹介いたします!

  

大学全体の取り組みとなりますが、実験室も窓を開けて密閉空間を避けています。外の暑い空気が入ってくるため、特に今のような夏場は室内の温度管理にも気を付けなければなりません。

 

  これまでは1クラス40人程度で実験をしていましたが、密になることを避けるために人数を半分にし、席も対角線上に座ってもらっています。

 

 

本来は1班5~6人編成でしたが、感染症対策として2~3人に減らしています。一人当たりの実験スペースが確保できるという面でも、良い取り組みかもしれません。

 

 

実験内容は共同作業が少ないものに変更し、器具や試薬をできるだけ個人で使えるようにしています。

 

 

別の実験台で行う作業は代表者を呼んで、一か所に大人数が集まらないように配慮しています。

 

 

午前クラスと午後クラスで共有する試薬等は、授業終了後に担当教員がエタノール消毒を行います。実験台の消毒は片付けの一環として、学生にやってもらっています。

  

授業形式の講義科目とは異なり実験実習は、共同作業の中でチームの重要性や自分のやるべきことを考え、将来、管理栄養士として医療現場に出るための準備をする場でもあります。

 

感染症対策で共同作業が制限されることは、チームワークを身に着ける機会が減ることにもつながるため、なんとか感染症対策と学びを両立させようと、栄養学科では日々試行錯誤が続いております。

 

 

皆さんの高校ではどのような対策がとられていますか?

私たち大学の教育現場と情報交換ができたら良いですね。

  

さて、本ブログ最後になりますが、残念ながらコロナ禍が続いていくのが現状です???。

 

辛い思いをしているのは、皆さんも私たち教職員もきっと同じです。

しかし、少しでも希望があれば、ともに頑張る仲間がいれば、心にあるネガティブな思いは消せる???と思いませんか?

 

未来の自分を強くイメージすることが、将来の夢に近づく第一歩です。

アフターコロナという言葉も生まれていますが、これからも学びの場がより良いものになると信じて、みんなで夢に向かって走り続けましょう!