2019年8月アーカイブ

千葉キャンパスの卒業生が代表理事を務める「ソーシャルサポートアソシエーション?ルーツ」と協働で開催している『医療的ケア児のご家族?きょうだい児支援:みんなで楽しもう!夏祭り!!』も今年で2年目となりました。

 

医療的ケア児やごきょうだいの子育てや家事などで、なかなか、家族揃って外出することができないという声をご家族から多く聞きます。

そこで、医療的ケア児のみならず、ごきょうだいやそのご家族がみんなで楽しめるイベントとして今年も「夏祭り」を開催しました。

このようなイベントがあることで、医療的ケア児にとって外出の機会となるだけでなく、ごきょうだいや家族にとっても同じ仲間同士のふれあいや、楽しい想い出づくりともなります。

 昨年度よりもパワーアップすることを目指して、6月から本格的な準備を始めました。

子どもたちから大変人気が高い“射的”ですが、そこでの景品は大学の教職員が寄贈してくれています。小さな景品から、わざわざおもちゃ屋さんで購入してきてくれたものなど、様々です。

また、法被は夏祭りを盛り立ててくれる大切なアイテムですが、これも大学からの応援を受けて準備をすることができています。

法被は夏祭りを盛り立ててくれる大切なアイテム 

机に乗り切れないくらいのたくさんの景品の数々もいただきました。

「ありがとうの気持ちとともに、ハイ、チーズ」

ありがとうの気持ちとともに、ハイ、チーズ 

また、今年は学生ボランティアの輪も広がり、24名もの学生がボランティアとして夏祭りに協力してくれました。

 「会場設営が終わって、みんな揃ってハイ、チーズ!!これから夏祭り、頑張るぞ!!」

 

看板など諸々の準備部隊!!

流しそうめんの準備 

流しそうめんの準備は、栄養学科の学生さんが中心に頑張ってくれました。

栄養学科の学生さんがいてくれると、調理場も頼もしくにぎわうことができます。

栄養学科の学生さん 

栄養学科の学生さん 

 そして、今年も千葉県千葉リハビリテーションセンターの摂食嚥下障害認定看護師さんが、食べたり飲んだりが苦手なお子さんもみんなで食べられるようにとプロの技を加えた「たこ焼き」を紹介してくれました。市販の柔らかいたこ焼きを、出汁ととろみ剤を使ってペースト状にして作った「たこ焼き」です。見た目のかわいくて、とっても食べやすくおいしいと評判でした。

 看護の学生のみならず、栄養学科の学生さんにとっても素晴らしい学びにつながりました。

プロの技を加えた「たこ焼き 

プロの技を加えた「たこ焼き 

14:30を過ぎたころから、少しずつ医療的ケア児とそのご家族が集まってきました。

「さぁ!みんなで夏祭りを楽しみましょう」の開会式です。

これから夏祭り、頑張るぞ!! 

「暑いので水分を摂りましょう。事故を予防して楽しく過ごしましょう」など、楽しく夏祭りを過ごすためのお話がありました。

これから夏祭り、頑張るぞ!! 

 そして、いよいよ夏祭り本番。

今年も“流しそうめん”に“射的”、“ヨーヨー釣り”に“かき氷屋さん”、“カラフル綿あめ屋さん”に“駄菓子屋さん”と教員と学生で作るたくさんの出店が軒を連ねました。

 会場は、今年も素敵な笑顔に包まれました。

【流しそうめん:「さぁ。流れるよ!!ちゃんと取ってね」】

そうめんだけでなく、ミカンやサクランボなどのフルーツ、ラーメンも流れました。

そうめんを前に「ハイ。チーズ」

流しそうめん 

 

【ヨーヨー釣り:「みんな釣れたかな?」】

ヨーヨー釣り 

ヨーヨー釣り頑張るぞ!! 

【射的:「水鉄砲で全部倒して景品を狙います!!」】

射的 

 

【風船:「何ができあがるかな?」】

素敵な腕輪など、風船にたくさんの夢を詰めて子どもたちにプレゼントしてくれました。

夏祭り、風船 

【かき氷:「なんのシロップにしようかな?スイカシロップもあるんだよ?」】

夏祭り、かき氷 

 

【食べやすいたこ焼きコーナー:「どうやって作ったの?」】

お母さんたちと摂食嚥下障害認定NSとのためになる楽しい交流です。

食べやすいたこ焼きコーナー 

 

【カラフル綿あめ:「何色の綿あめを作ろうか?」】

色とりどりの綿あめに子どもたちも大喜びです。

夏祭り、カラフル綿あめ 

【駄菓子屋:「何にしようかな?」】

今年はボックスくじも作りました。大盛況でした。

夏祭り駄菓子屋 

 

【たこ焼き屋さん:「みんなのたこ焼きも作ったよ」】

医療的ケアのお子さんと一緒にみんなでたこ焼きが食べられるように、みんなのたこ焼きも学生が一生懸命焼きました。おいしいと大人気でした!!

これから夏祭り、頑張るぞ!! 

 今年もたくさんの皆様のあたたかいお心遣いをいただき、素敵な夏の想い出の1ページを作ることができました。学生さんたちにとっても、たくさんのご家族との触れ合いや専門職の皆様との関わりでたくさんの学びができた事と思います。

 夏祭りに参加してくださった医療的ケア児とそのご家族の皆様、そして、この夏祭りにご協力いただきましたすべての皆様に心より御礼申し上げます。

【夏祭りに参加してくださった皆様】

 「みんな楽しかったね。また来年も乞うご期待!!」

夏祭りに参加してくださった皆様 

 

 次回は、日ごろ家事に育児に??と毎日頑張っているお母様への企画となる予定です。

お楽しみに???

 長かった梅雨が明け、ついに夏本番となった8月、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

大学受験を控えた高校生の皆さんは、オープンキャンパスに参加して志望校の調査をしたり、受験勉強に取り組んだりと、夏休み期間でも忙しい日々を送っていることと思います。

 

 本学看護栄養学部も夏休み期間となり、自由な時間を満喫できる時期がやって参りました。大学生にとっては、前学期に学んだことを復習したり、後学期に向けた準備に取り組んだり、自分の進路を考えたりと、これから実りのある大学生活を送るために何ができるかを考える時間となります。

 

そのような中で、自分の将来を考える企画の一環として、栄養学科では1年生と2年生を対象とした「おしごとセミナー」を開催しています。

 

本年度は、6人の講師の方々をお招きし、就職活動の流れや心構えを始めとする基本的な内容から、公務員、介護福祉の場、保健所や病院を含めた実際の業務内容について、たくさんのお話をいただきました。

 

それでは早速、会場の様子を覗いてみましょう!

 栄養学科長より開会の挨拶をいただき、おしごとセミナーのスタートです!

 

 

手前では1年生、奥では2年生が真剣な眼差しで話を聞いています。



 

たくさんの情報が詰まった資料をいただきました。皆さん、しっかりメモを取っています。

 

 

講演中の1コマ。会場には100人以上の学生の姿が見られました。

 

 

学生からの質問に答える講師の先生方。時間を超過するほど多くの質問があったにも関わらず、意義深いアドバイスをいただけました。

 

 

アンケートにはたくさんの感想が書かれていました。学生一人ひとりが実りのある時間を過ごせたようです。

 

 

管理栄養士の働く場は、今回のセミナーで講演をいただいた公務員、介護福祉、保健所や病院の他にも、ドラッグストア、スポーツ栄養の分野など、多くの選択肢があります。

しかし、それだけ就職活動のバリエーションも多く、目指す職種に合わせて取り組んでいかなければなりません。

 

ブログをご覧になっている皆さんは、どのような管理栄養士になりたいですか?

夏の暑さに負けないよう、夏休みの間に将来の自分を思い描き、今後の士気を高めてみてはいかかでしょうか。

 



本学の看護学科が選ばれる理由の1つとして、「入学後早期からはじめる病院実習」など、実学を重視した実践的教育プログラムが挙げられています。

看護学科の1年生は、この4月に入学して看護の勉強を始めて2か月というこの時期に、病院に入院中の患者さんと触れ合う「基礎看護実習Ⅰ」を経験します。この実習により、学生たちは、机上の勉学のみでは決して学ぶことができない様々な生きた学びを得ることができます。

そして、実習目的にも掲げられているように、「自らが看護を学ぶことの意義を確認し、学習の動機づけを高めると共に人間性を育み、看護者としての自覚を培う」ことができるのです。

さる6月28日(金)、「基礎看護実習Ⅰ」の最終日、実習でお世話になった病院から臨地実習指導者をお迎えしての「学修成果発表会」が開催されました。

緊張した雰囲気の中、それぞれのグループが3日間の病棟実習での学びを発表しました。

「寄り添う看護」について考え発表したグループ。

「コミュニケーションの大切さ」に着目して発表をしたグループ。

「患者とその家族の最善とは何か」に着目して発表したグループ。

「自分の知識を使って考えて行動する重要性」について発表をしたグループ。

学生たちの学びは実に様々で、どの学びも学生たちにとって、かけがえのない学びそのものでした。

どのグループも、初学者だから学べたこと、真剣な眼差しで実習を行ってきたから気が付けた学びがたくさんありました。指導者さんからも、たくさんのコメントをいただくことができました。指導者さんからのコメントを聞く学生の眼差しも真剣そのものです。

 

実習での1つ1つの場面から、しっかりと学び考える力が備わっている学生たちだと感じることができた実に有意義な成果発表会でした。

何を学ぶかは、「学びたい!知りたい!」と思う学生の気持ちから生まれてきます。

そして、このような実習は、皆さんの学びの場を提供してくれる病院(施設)があり、指導してくださる臨地実習指導者がいて、学生さんたちの学びを応援してくださる患者さんとそのご家族がいらっしゃるからこそ成り立つのです。そのご恩を決して忘れず、日々の学修を積み重ねていくことが大切ですね。

今回の学びを胸に、4年間一歩ずつ着実な学びをしていきましょう。

基礎看護学実習Ⅰでお世話になった病棟の指導者さん、患者さん、そのご家族の皆さん、すべての皆様に心から感謝申し上げます。