栄養学科の実験実習を覗いてみよう『食品化学実験Ⅱ~お茶に含まれるタンニンの量を定量しよう!~』

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4月初頭の入学式から1カ月半が過ぎましたが、栄養学科では着々と実験?実習が進んでおります。

入学、進級、はたまたゴールデンウイークと大きく環境が変わる季節ですが、本ブログをご覧になっている皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

 

今年度も看護栄養学部栄養学科では、栄養士?管理栄養士を志す先輩方がどのような勉強をしているのか、ブログを通して紹介していきます!

 

さて、2019年度第1回目となる今回は、栄養学科2年次前期に行われる「食品化学実験Ⅱ」を覗いてみましょう!

???突然ですが、皆さんは食品化学実験と聞いて、どのようなイメージがありますか?

「食べ物で実験するのかな????」「食べ物の成分を調べるのかな????」など、色々なことが思い浮かぶのではないでしょうか。

 

食品化学実験は、1年次後期と2年次前期に分けて行われ、食品に含まれる様々な成分について、栄養学?調理学?食品学の知識を関連付けて学んでいく実験になります。

 

今回皆さんが取り組んでいるのは、お茶の渋み成分であるタンニンの量を調べる実験です!

それでは早速のぞいてみましょう!

 

まずは三角フラスコでお茶を作ります。これも実験ならではの抽出方法ですね!

 

 

お茶を濾過して茶葉を取り除きます。こぼさないように慎重に???。

 

試験管にお茶を移して、試薬と反応させます。色の変化がタンニンの量を知る鍵となります!

 

 

専用の機械で測定中。正しい実験操作ができていれば、おのずと結果はついてきます。

 

皆さんは、沸騰させたお湯で淹れたお茶と、水出しのお茶で味を比べたことはありますか?

お茶の風味は旨味、甘み、苦み、渋みのバランスによって表現されますが、茶葉が同じでも、味は使う水の温度や時間によって大きく変わります。

 

授業では、渋み成分であるタンニンは、冷たい水で淹れるよりも熱いお湯で淹れた方が多く抽出されることを学びます。これを実際に調べて体験的に学ぶのが実験?実習なのです。

ある学生が背景を白にして、色の変化を見やすくしてくれました。結果は予想通りだったかな?

 

もちろん1人で参考書を読んで勉強することも大事ですが、班員と協力して試行錯誤し、得られた結果をレポートにまとめることで、授業で習得した知識を確認できるだけでなくコミュニケーション能力を磨くことにつながります。

 

まだ今年度は始まったばかりですが、是非いろいろな経験を積んで管理栄養士としての土台を固め、次の学年に進んでいってください。