オンライン講義の取り組み(小児看護領域 総合実習編)

新型コロナウィルス感染症の影響により、未曽有の事態が未だ続いております。

緊急事態宣言により、対面式講義の再開も延期となり、千葉第二キャンパスでも様々なオンライン授業への取り組みが開始されています。

 

各領域で様々な取り組みを行っていますが、今回は小児看護領域における総合実習の取り組みを紹介したいと思います。

 

総合実習では、学生さんのPCやネット環境の調査を十分に行った上で、実現可能な遠隔実習の方法について小児看護領域の教員で話し合いを熱心に重ねました。



【領域会議の一幕??密を避けて議論に議論を重ねました】

 

本来であれば実習場に出向き、4年間の集大成となる総合実習ですが、今回のコロナ禍により実習施設での実習が行えないため、各領域で教員が試行錯誤をして遠隔指導による総合実習を行っています。

 

臨地実習では、机上では学べない臨床での実践を通し、現場の声を聴くことから得られる学びとグループ討議などから自らの学びを深めることができることが実習最大の利点であり学びです。その実習での学びをどのようにして遠隔実習の中でおこなっていくかが最大の焦点となりました。

 

小児看護領域ではzoomGoogle meetを用いたオリエンテーションや臨床で実践を行っている方に参加していただいてのミニ講演会、看護の専門性について発表会行いました。



【オリエンテーションの一幕】

さすが4年生ともなると、遠隔で行うという障壁があっても、その壁を自らの知恵と努力で乗り越える力がついていて、教員が想定していた学びを遥かに超えた学びをしてくれて、本当に頼もしく感じました。



【看護の専門性についての発表会】

このようにして、学生さんの学びが深まるように、教員も試行錯誤を重ね、講義や実習を再構築しています。

 

コロナ禍だからできないのではなく、こういう状況だからこそ知恵を搾り、可能な限りの教育を提供したい??その一念で、遠隔授業を千葉第二キャンパス一丸となって取り組み頑張っています。


学生さんも友達と会えなかったり、実習場に足を運べなかったりと、学びの共有に高い障壁を感じ、モチベーションを維持することがむつかしい時もあると思いますが、コロナ禍によってできなくなったことだけに目を向けるのではなく、こういう状況だからこそ、できること、できたことにも目を向けて、お互いに頑張っていきましょう。

 

一日も早くコロナ禍が収束し、日常を取り戻せる日が来ますように???

千葉第二キャンパス教職員一同、皆さんの学びに寄り添い、教育活動により専念していきたいと考えています。