学舎に学生の姿が戻ってきました!ー基礎看護学実習Ⅰー

学舎に学生の姿が戻ってきました!

 

淑徳大学では4月より遠隔授業のスタイルで授業を行ってきましたが、6月22日より看護栄養学部では一部の実習?実験?演習について、1回人数を20人程度に制限し、クラスに分割して対面授業を開始しました。


6月22日は、ちょうど「基礎看護学実習Ⅰ(1年生)」の始まりの日です。Early Exposure(早期体験)学習を通じて看護への興味関心を高め、看護師の役割についての理解を深める実習です。118名の受講生が、「(Zoomを使用した)遠隔オリエンテーション」に始まり、「(Zoomを使用した)遠隔カンファレンス?ディスカッション」「遠隔での課題取組(レポート)」だけでなく、入学後初めての対面授業となる「感染予防に関する学内演習(手指衛生と個人防護具の着脱)」を、3日間かけて6つのクラスに分けて少人数制で行いました。さらに、2つの病院が実習を受け入れてくださり、半日ずつ交代で「臨地実習(見学)」も行われました。

 

<しばらくぶりの1年生を迎えるための掲示>

1年生は、入学オリエンテーションと健康診断の機会に2回だけ登校したのですが、2か月以上間をあけての登校で、学内での対面授業は「初」となります。建物内で迷わないように、案内掲示を丁寧に行いました。また、受講生の動線を決め、人が密集しないための工夫も凝らしました

 

写真【迷わないための案内掲示板】

  

<初めてのユニフォームで学内演習>

4月5日に採寸して出来上がっていたユニフォームも、1年生に袖を通してもらうのを心待ちにしていました。やっと持ち主と巡り合え、おろこんでいることでしょう。

 

「感染予防に関する学内演習」では、6分割したグループをさらに2分割し、「手指衛生」と「個人防護具の着脱」の2つの演習を、別室にてローテーションで行ったため、1クラスが最大でも13人という超少数クラスです。ソーシャルディスタンスを保ち、感染予防に留意して行いました。

 

個人防護具(PPE)の着脱は新型コロナウィルスに対応するものではありませんが、一般的な感染症対策で用いられるエプロンと手袋を用いての演習です。

  

写真【エプロンをつけてみましょう】

 

写真【ほら、汚染されているのがわかりますね】

 

手指衛生の演習は、①流水と石鹸による手洗い、②擦式手指消毒剤を用いた正しい消毒の手順を実践しました。手洗いの後には洗い残しが検出する器械に手をかざしてみます。さて、結果はいかに!?

 

 

写真【(手洗い)洗い残しはないかな?】

 


写真【ここが今一つ???】

写真【正しい手指消毒の方法は?】

  

<いざ臨地実習施設に出発!>

学内で更衣し、近隣の実習病院に向かいます。緑豊かな自然あふれる千葉第二キャンパスですが、北?南?東の3方向のお隣は実習病院が立ち並んでいます。なんと立地条件の良いこと!!今回はA病院とB病院に向かいます。緊張した中にも、夢と希望に胸を弾ませて病棟に向かいました。

「看護師になる第一歩です。たくさんのことを学んできてくださいね。いってらっしゃーい。」

写真【A病院に向かいます】

 

写真【緑がまぶしい環境】

 

写真【こちらのチームはB病院へ】

 

<臨地実習…指導者は淑徳大学の卒業生…「先輩!!」>

1人の看護師に1人の学生が付いてシャドーイングを行いました。見ること聞くこと初めてのことだらけですが、看護師がどんな風に患者さんに接しているのか、どのようなことに配慮しているのか、しっかりと看護の心を感じ取ることができました。指導に当たった看護師は、行っていることを一つ一つ丁寧に説明してくださいました。1年生もその全身を使って一生懸命学んできました。

臨地で指導をしてくださる看護師は本学の卒業生も多く、ある病棟では今日も淑徳大学の卒業生が指導者として待っていてくださいました。自分もこんな素敵な看護師になりたい!と思った1年生も多いはずです。

 

コロナ禍で中々先は見えませんが、看護師へと続く看護学生としての第一歩を踏み出した学生さんたちを千葉第二キャンパス教職員一同、心から応援しています。