第2回ボランティア講座 視力?聴力障がいがある方へのサポートを学ぼう!!

11月14日(土)に、点字と手話の勉強会「てとてん」の永原美弥子さんをお招きして、第2回ボランティア講座が行われました。

今回の講座は、具体的な支援方法を学ぶことを目的とした講座でした。

前半では障がいを持った方々の置かれている状況、特に災害時についての講義や、視覚障がいを持たれている方々への社会的なノーマリゼーションのための取り組みの例などについて学びました。

横断歩道や駅などで流れている、鳥の声や電子音、音声案内の意味を皆さんご存知ですか?私は初めて知る音も多く、また、これらの音が雑踏や電車の走行音などでかき消されてしまうことなど、「そういえばそうだよな」と考えることがたくさんありました。

また、見えていないからこそ触れる前に声をかけること、助けを必要とされていようがいまいが、立ち去る時にも声をかけることなど、当然と言えば当然ですが、でもうっかりしがちなポイントに気づくことができました。

後半では「シニアサイン」について演習を行いました。はっきり口が見えるように、日本語の語感を大事にしながら話すこと、少し身振り手振りを加えるだけで、聞き取りにくい方々ともスムースに会話ができることなど、やって、みて、楽しく学ぶことができました。

 声をかける前に、いきなり手を握ったり、背中や肩をたたいたり、ことさらゆっくりと区切るように話しかけたりなど、普段のコミュニケーションでは絶対にしないのに、無意識のうちにそうしてしまうことに気づかされ、「ない」と思っていても、ひそかに残っている自分の中のバリアに気づいた講座でもありました。

ボランティア講座ではありますが、「ボランティア」という枠に入らなくても、いつでも気持ちよくコミュニケーションをとるために、できることを増やせた講座でした。


永原さんの活動に興味を持たれた方は、千葉市のボランティアセンターのホームページをチェックしてみてください。

 

前半の講義風景 こんなトラブルが起きないようにするにはシニアサインが役立ちます


後半のシニアサイン。何のサインかわかりますか?答えは「電車来たよ!はやく!」