対象者にとっての最善について考えました(老年看護援助論Ⅰ)

2年生の老年看護援助論Ⅰで、本人の視点で考えるグループワークを実施しました。

 

看護学科の教育目標として、「看護専門者として、対象者にとっての最善について考え、行動できる能力を培う」ことがあります。

 

そのため老年看護援助論Ⅰでは、『本人の視点で考える』ことで、本人やその周囲の人々や環境にそった支援のあり方を考えるためのグループワークを実施しました。

 

まず、グループ毎に2年生の前期の老年看護学実習Ⅰで学んだ街についての状況を参考に、グループの街を設定しました。グループメンバーは、高齢女性とその家族の役になります。主婦として誇りを持ち、これまで家族のため、子どもたちの幸せのために生活してきた高齢女性が、大腿骨頸部骨折をしてしまい手術をしました。自宅に退院したものの、歩行や日常生活に不安があります。家族であるグループメンバーは、高齢女性がどうしたいか、どうなりたいかを高齢女性とともに本人の視点で考えました。そして、そのために支障になること、できることをふまえ、本人の暮らしに必要な支援について考えました。これはまさに本学の建学の精神である利他共生、Not for him, but together with himです。

 

澳门金沙城中心|游戏官网-【唯一授权牌照】感染症の予防のため、発熱と感染症状の有無に関する健康チェックを確認したあとで、96人を3つの教室に分散して、全員がマスクとフェイスシールドを装着しました。また、唾液を飛ばす機会をできる限り減らすために付せんを使って自分の考えを書き、ソーシャルディスタンスを保つため大きな模造紙に付せんを貼り付けるようにしました。

 

グループワークには、皆、楽しそうに参加していました。学びとして、家族の意見は大切だが本人らしい生活を支えるためには本人の意見が一番大切だと思った、介護する家族に負担が集中しないように本人だけではなく家族もハッピーであることが必要だと思った、グループメンバーから意見をもらうことで多角的にとらえることができた?考えの幅が広がった、本人の強みを活かすためには看護職として他の職種と連携が必要だと思った、高齢のため今後を予測して事前に対応方法を考えておく必要があると思った、など様々な意見がありました。

もちろん、終了後は全員机の消毒を実施しました。