老年看護援助論Ⅱで認知症がある当事者に講義をしていただきました

51歳でアルツハイマー型認知症と診断された佐藤雅彦氏は、診断後のご自身の体験、幸せな点、社会に訴えたいこと、幸せの条件、生きるための3ヶ条、いかに生きるか、困ってはいないが不便な点とその対策などを説明してくださいました。

 

ホームページを通して、作成した絵画や塗り絵、撮影した写真について説明してくださいました。

佐藤氏HPは以下からアクセスできます

https://www.sato-masahiko.com/activity/

 

 

講義ではご自身がデザインしたステキなTシャツを披露してくださいました。

 

学生は、看護師にどのように対応してほしいか質問しました。その回答として、

?   正面から声をかけてほしい

?   一時しのぎの嘘はつかないでほしい

?   上から目線ではなく平等な立場で「一緒にやりましょう」「一緒に楽しみましょう」と言ってほしい

?  個性?好みを尊重してほしい

?   一度に複数の指示を出さないでほしい

?  不機嫌な態度で接しないでいつも笑顔で接してほしい

など、たくさん教えてくださいました。

終了後の学生の感想には、講義をしてくださった佐藤氏への感謝とともに多くの学びが記載されていました。いくつか抜粋してお知らせします。

?   認知症に対する印象、考え方が変大きく変わった

?   認知症だからといって、できないわけではない、特に私たちと何も変わらない

?   出来ることを奪わず、したいことに挑戦できる環境を作ることを意識できるようにしたい

 

とても有意義な60分間でした、講義をしてくださった佐藤雅彦氏に深く感謝しています。どうもありがとうございました。